あなたの周りにいませんか? | ナポレオンから学ぶ人材の適材適所とは?
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皆さんこんにちは。
みかん課長です。
今日のタイトルは、ナポレオンの名言です。
これらがあなたの身の回りにいた時に注意すべきことがあると思いますので書き留めておければと思います。
真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である

敵がいて初めて戦いが始まります。
敵に対して、味方の構成を考えることは司令官として最初の仕事となります。
その最初の仕事として味方の構成を考えますが、時に敵は自分自身を成長させてくれる存在ともなります。
敵の戦略戦術を攻略することも大事ですが、いちばん大事なのは味方の構成。
味方の構成がおろそかであれば、勝つ戦いも勝てなくなります。
すなわち、敵よりも味方の方に目を向けることが大事ってことです。
その中に無能な人材がいれば致命的です。
ただ無能は無能でも、「やる気のある無能とやる気のない無能」が存在します。
「このやる気、やる気のない」が組織を構成する際に重要になってきます。
ナポレオン流の適材適所
ナポレオン流の兵隊の適材適所の考え方は4つに分かれます。
①やる気のある有能
②やる気のない有能
③やる気のない無能
④やる気のある無能
①は、言うまでもなく指揮官や司令塔としてカリスマ的存在になります。
②は、出来るだけ効率よく上手くしようとするため仕組化することが上手く、幹部や軍司、戦略担当などに適しています。
引き算ができる人は効率がよく、仕組み化できる人が多くいます。
しかしやる気がないので、司令塔や指揮官的なカリスマ性はありません。
③は、前線に送り込んで、捨て駒的要素で使い捨てる。
指揮官的には、様子見、実験台的な要素で使われる人材、ある意味組織では必要な枠でしょう。
④は、やる気だけは認められるけど、能力がないため時に無能な自分の判断で勝手に動くため、組織の秩序を乱します。
勝手に自分の正義を振りかざして迷惑をかけるってやつです。
①②③は、組織にとって必要な人材とも言えますが、④は組織にとって不要な人材とも言えます。
ナポレオンは、この④の人材は、
56せ!
といっています。
組織にとってはいらないんです。
やる気のある無能はどうして組織に必要ないのか?
一見、やる気のない無能のほうが組織にとって必要ないと思われがちです。
しかしこのやる気のない。っていうのが重要で、やる気がないから勝手な行動もしない傾向なんです。
故に、命令がなければ動かない。
ある意味、組織にとっては従順です。
やる気のある無能の場合は、やる気だけはあるんです。
組織のために一生懸命貢献したいやる気はあるんです。
しかし無能なため、そのやる気が仇となって組織に迷惑がかかるんです。
いらんことするな!
っていうことです。
しかも命令もしていないのに。。。
当の本人は良かれと思ってやってることなので、それ自体が正義になっています。
正義なので、その人の価値観は間違っていません。
ただ、この正義が無能な故に、先のことに対応しきれていない場合が多いんです。
ゲーテは次のように残しています。

正義は時に凶器になる
みかん課長も過去に、この「やる気のある無能」を部下に持ったことがあります。
この手の人材は、非常に真面目な人が多い傾向です。
やる気があるので動いてくれます。
ただ、
無能なんです
例えば仕事を任せても、「〇〇を聞いて確認してください。」
頼んだことはたいしたことないんです。しかし1時間もかかって担当部署に確認取るんです。
結果的に詰めていけば、想定されることがわからないのでピンポイントで聞いて終わり。
なんで1時間もかかるの?
しかも、この場合はどうなの?このケースだったら適応されるの?
みたいな応用が全く想定できないんです。
結果的に2回3回と同じ部署に確認取る。みたいな感じです。
これでは、仕事をチームで動いていればかなりの痛手です。
聞かれた担当部署にも手間や迷惑がかかります。
本人的には、これは能力がないと思わず、言われたことをやっているので間違ったことはしていない。むしろ正義と感じています。
確かに間違ってはいない。
ただ、1時間も時間を与えてこの結果か。。。
逆にこの結果を問い詰めてみると、
正当性を謳ってきます。
しかもかなりムキって言ってきますねw
そう、正義なんです。。。
価値観を否定されたみたいな感じになるのかなーって感じます。
本人は間違ったことしてる感覚ないですからねー
結果、
めんどくさい人間なんですよw
こっちとしても、
ハイハイ、わかりましたw
って応えになりますよね。。。
やる気があり、マジメで正義感が強くて無能。
あなたが①の指揮者やリーダーの立場であればどうでしょうか?
このやる気のある無能は組織に必要でしょうか?
ナポレオンの教えに従えば、56せ! です。
今の現在では、簡単に雇用を打ち切ることは難しいです。
配置転換でその人の能力を伸ばせてあげたらいいんですが、中小零細の組織では、多くの部署もなければ、その人に適した部署ってなかなかないのが現状ではないでしょうか。
その人材を雇用するコストも考えなければなりません。
そもそも、その人材であれば大手企業の歯車で、徐々にやる気を削ぎ落とし、やる気のない無能に仕立て上げれば組織では必要になるかもしれません。
しかし、無能な人材が大手企業に雇用されるケースも難しいですよね。
やる気のある無能はどうするべきなのか?
あなたの周りにも、このやる気のある無能はいると思います。。。
ただ、この人たちに悪意はありません。
むしろいいところを探せばあります。
マジメだったり、嘘つかなかったり。
人間自体腐っていない人が多い傾向です。
ただ、
能力がないだけです。。。
やる気があるから能力を身につけようとするモティベーションはあるかもしれません。
それはリーダーだったり指揮官の腕の見せ所ということではないでしょうか。
やる気があるから故に、与えたことに面白みを感じてもらうようなやり方だったり、生きがいだったり。
化ける可能性は大いにある
かも。。。w
それではドロンニンニン〜

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