信用と信頼の違い
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皆さんこんにちは。
みかん課長です。
各地に被害をもたらした豪雨も一段落ついて、夏が一気に来た感じです。
しかし、豪雨の影響で被災している方がいると思えば、手放しで喜べないです。
被災した方の復興を心から願っております。
先日、信用と信頼について考えさせられたので、ここに備忘録として書き留めておこうと思います。
信用とは一体何でしょうか?
一言で言えば、信じて任用すること。
例えば、過去の実績があり、結果が出ている場合は信用に値する。
物理的にも「信用」という言葉を使う場合があります。
実験結果は信用できる。
この部品は信用できる。
みたいな感じですかね。
一方、
信頼とは一体何でしょうか?
信頼とは、過去の実績によって信用し、その信用の上に未来の期待を込めて信頼する。
一言で言えば、信用に基づいた期待を込めて、相手を信頼する。
というニュアンス。
つまり、人間関係に対して使う言葉のように感じます。
例えば、この人は、信用があり信頼できる人。
人望も厚く信頼できる人。
また、物理的に「信頼」という言葉はあまり使うことはないと思います。
先にも書いた、この実験結果は信頼できる。
この部品は信頼できる。
ちょっと違和感があります。
信用関係と信頼関係。
これも対、人との関係で表すのであれば、信頼関係のほうがふさわしいと思います。
ビジネスでよく使う言葉でも、信頼関係ってよく使いますよね。
信用関係とは使いません。
さて、この信用と信頼。私達はどのように使い分けているのでしょうか?
みかん課長の解釈で言えば、信用は結果に対しての信用という認識です。
そこに、人に対しての感情などは含まれない場合があります。
信頼とは、過去の実績の結果の上に、その人の未来の期待が込められているので、人に対しての感情も含まれます。
言い換えるなら、信用の上の信頼。
信用<信頼
信頼に関して言えば、頼る。ってことが前提です。
信じて頼る。これって期待が込められていますし、信用だけではムリです。
利害関係がない場合は、この信頼のほうが遥かに重要度が増します。
そこには、人間の感情も込められているからです。
よく、
信頼はしても信用はするな
って言葉を聞いたことがあるかもしれません。
例えば、会社の上司が、部下に対して仕事を任せた時。
部下を信頼しているが、信用はしていない。
この言葉を聞いて皆さんはどのように思われますか?
みかん課長の解釈では、非常に理解に苦しみます。
先にも書きましたが、信用の上での信頼。
であるならば、この日本語は逆ではないかと。
部下を信用しているが、信頼はしていない。
一見ドライに見えるような言葉ではありますが、正しくはこうではないでしょうか。
部下の過去の実績において、信用があります。しかし、その仕事に対しての信用であって、仕事の信用と信頼は別問題です。
どこかでリスクヘッジしなければ、失った時には全てなくなります。
信頼がなくなれば信用も無くなるのです。
実はこれには、みかん課長にも経験があります。
過去に投資の話を持ち込まれた時に、その人を信頼しました。
信頼したということは、信用していることになります。
そこに社員であるお金を投じました。
結果は、見事に持ち逃げ
信頼していたばっかりに、ショックも大きかったです。
ここで、信頼という名の未来への期待がなければ、お金を投じなかったでしょう。
言い換えれば、信用だけしていればこの投資話に乗らなかったかもしれません。
信頼してこそ、投資をするのではないかと。
それだけ、信頼には重みがあります。
みかん課長の格言として、
期待は感情の借金です。
借金を増やしたくなかったら、過度な未来への期待は不要です。
本当に信頼できる人って、数少ないはずです。
歳を取るごとに、これは感じます。
また、信頼できる人は紹介もしてしまいますよね・・・
これもまた、無限ループの始まりかもしれません。
借金生活も始まるかもしれません。
信用と信頼
一見同じように感じますが、意味合いは大きく違います。
投資話には、この信用と信頼の二文字がいつもつきまといます。
しっかりとした認識で投資にチャレンジしていきたいですね。
ではでは
ドロンニンニン